サンゴって、見る人皆を癒すと思いませんか?
そんなサンゴを自宅の水槽で飼育出来たら良いですよね。
私は、淡水魚や海水魚を飼育していたことから、サンゴも同じように飼育できるのではと思いスタートしました。
しかし、サンゴを魚と同じように飼育していたら何度もダメにしまった経験があります。
そんなことから、サンゴの飼育方法について学びたい人はぜひご覧になって下さい!
サンゴ飼育方法:水槽の大きさは?
水槽が大きくなればなるほど、上級者のイメージがありませんか?
実はそんなことはありません。
水槽が大きければ、それだけで多くの水量が確保できるため水質が安定的になります。
サンゴを飼育するためには、60cm(約55L)がオススメとなっています。
小さい水槽でもサンゴを飼育することは、可能ではありますがちょっとした水質のバランスがおかしくなるとサンゴをダメにしてしまいます。
そのため、大きめの水槽を用いることでサンゴの飼育が容易になります。
クーラーとヒータさえあれば、温度のことを考える必要は特になありません。
海水の比重についても、海水専用の比重計を使用することで簡単に測定できます。
現在は、各メーカーから人工海水の素が販売されており溶けやすくすごく使いやすい商品がたくさんあります。
ちなみに私は、ライブシーソルトを利用しています。
次は、アンモニア(NH4)、亜硝酸(NO2)、硝酸塩(NO3)の数値を適正に管理することになります。
魚を飼育したことがある人は、おそらくご存じかと思いますが、これらの要素はバクテリアによって分解されていきます。
一番初めに発生するのがアンモニアとなっており、これが溜まると魚ですらダメになってしまいます。
海水水槽の立ち上げに成功していれば、バクテリアが存在しているので比較的に簡単にアンモニアから亜硝酸へと分解してくれます。
初心者が最初の壁にあたるとしたら、この亜硝酸を0にすることになります。
亜硝酸の数値を正しく測定するなら紙製ではなく、レッドシー製から販売されている製品を使い定期的にチェックを行いましょう。
ただ、この亜硝酸が限りなく0になり水質が安定するまでには、水替え等の頻度にもよりますが数カ月は掛かると思って下さい。
また、試薬を使い数値が0.2を超えるようであれば、自然とバクテリアの発生を待つのではなくPROバクテリア、BIOスコール等を添加しバクテリアの発生を早めることで数値を下げるように心がけましょう。
特に2~3カ月経っても亜硝酸の数値が0にならなければバクテリア以外の要因が考えれます。
例えば、ろ過フィルターの能力が低い場合にこのような現象が起きます。
そうであれば、ろ過能力の高い製品に変えてみる必要があるのでショップの人に聞いてから購入するようにしましょう。
硝酸塩については、水替えを定期的に行うことで自然と下がるので面倒くさがらず行う必要があります。
定期的に水替えを行っているにも関わらず、硝酸塩の数値を低く維持出来ないようであれば、ろ過材を変更してみるのも手かもしれません。
時間が経つにつれて海水濃度が高くなり、足し水だけで管理しているとpH、微量元素の数値が悪くなっていきます。
だからと言って、
水を全部入れ替えることは絶対にやってはいけません。
急激な水質の変化がサンゴへダメージを与えてしまいます。
水を変えるにしても半分くらいを上限に考えておきましょう。
先程あったpH、微量元素の数値を適正にするためには水替えだけでなく、補給剤を添加することで安定的な水質を維持できます。
サンゴ飼育方法:気を付けることは
サンゴを飼育するためには毎日チェックする項目が海水比重となっています。
比重を1.023以上を目安に、比較的に難易度が高いハードコーラルは1.026合わせましょう。
ただ、この海水濃度の測定なんですが温度によって単位を比重で使うと変わってしまいます。
そのため、正確には塩分濃度という単位を使った方がいいかもしれません。
簡易的に計るものも存在しますが、これからサンゴを飼育する上では重要な値となっているので正確に塩分濃度を測れる製品を使いましょう。
サンゴを飼育している人は、レッドシー製の海水濃度屈折計を使っている方が多くいます。
数値としては、33~35‰(パーミル)となっています。(パーミルとは、1000分の1を1とする単位。)
ここで正確な塩分濃度を測定しないと、人口海水の使用量であったりカルシウム濃度など他の要素に影響がでてくるのでしっかりと測定しましょう。
サンゴを飼育する際は、pHを少し高めに(弱アルカリ)設定することでサンゴの骨格形成を向上させます。
ここでポイントとなるのは、ライブシー製バッファーアルカリを使うのではなく、pHの数値を8.4まで引き上げてくれるバッファーペーハーアルカリを使いましょう。微妙に製品が異なっているので注意しましょう。
サンゴを飼育していると硝化バクテリアによるものだけが、pHやアルカリ度を低下する要因とはなっていません。
サンゴの骨格を形成する要素は、海水にある炭酸塩とマグネシウム塩、カルシウム塩、ストロンチウム塩とが結合することでサンゴの骨格が形成され、消費されることになります。
消費する要素を補給剤によって維持することになります。具体的には、ライブシー製クイックカルシウム、オーガニックストロンチウム、バランスマグネシウムによって補給し水槽の海水バランスを維持する必要があります。
特に、マグネシウム濃度やストロンチウム濃度を測った上で別々に消費した分を補給するのがベストとはなっていますが、ライブシーはカルシウムだけの濃度を測り簡易的にマグネシウムとストロンチウムを添加することができます。
カルシウム濃度を測るにはレッドシーのカルシウムプロテストキットをお勧めしています。