今回の「正直不動産」は、ペアローンで住宅を購入した夫婦の話です。
ペアローンで購入した物件は、共有名義として扱われます。
そういった購入方法は、夫婦の片方だけでは住宅ローンが組めない場合に有利です。
共働き世帯が増えてきたことからペアローンが行われるようになってきました。
物語では、ペアローンで購入した夫婦が突然離婚を切り出します。
果たして、ペアローンで購入した夫婦の結末はいかに・・・。
それでは、本記事を読んで参考にしてみてください。
【正直不動産】ペアローン(共有名義)で購入していた?
夫婦の牟呂晃汰(夫)と牟呂えり香(妻)が、離婚した後の物件に関する話です。
問題なのは、物件をペアローン(共有名義)で購入していたことにあります。
最終的には、永瀬財地によって別の夫婦へ物件を売ることができ解決。
物件をペアローンで購入した後に離婚すると最悪な結果となります。
そのため、最悪のシナリオを考えた上でペアローンを検討すべきです。
新婚の時は、幸せいっぱいで希望膨らませ購入した物件が思いもしないシナリオへと発展します。
今回、ペアローンで購入した夫婦の場合はどうでしょうか。
【正直不動産】ペアローンで購入した夫婦の場合は?
夫婦の主張としては・・・。
夫は、物件を売りたくない。
妻は、物件を売りたい。
しかし、ペアローン(共有名義)で購入しているため双方の意見が一致する必要があります。
夫が単独名義にするためには・・・。
現時点でマンションの残債は、夫婦それぞれが4600万円あります。
そのため、夫はどちらかを行わなくてはいけません。
夫が1億近い金額を銀行から借り入れするのは難しいでしょう。
実際、永瀬が銀行へ相談したところ融資を受けることはできませんでした。
さらに、財産分与も考えなくてはいけません。
マンション価値1億円が相場なので残債より上回ります。
つまり、差額800万円(1億-9200万円)を分けることになり、夫は妻に400万円の支払いが必要です。
このように牟呂夫婦は、行き詰ってしまいました。
永瀬財地が打つ手段はあるのでしょうか。(後述)
ここで、このようなケースにならないためにも、ペアローンのことを詳しく知る必要がありそうですね。
次に、ペアローン(共有名義)で購入した場合のメリットとデメリットを簡単に紹介したいと思います。
【正直不動産】ペアローンについて知ろう!
新婚で物件をペアローンで購入する人は、知識として頭に入れておきましょう。
それでは、ペアローンのメリットとデメリットについて紹介します。
メリット
- 高額な不動産でもペアローンすることで組めるようになる。
- 夫婦互いに住宅控除を受けることができる。
デメリット
- 夫婦の片方が働けなくなった場合、支払いが困難になる。
- 団信から残債に対して充当されるのは、亡くなった方の住宅ローンだけ。
- 夫婦2人が住宅ローンを組むため、手数料等が2倍かかる。
新婚の時は、幸せいっぱいで目先の事だけを考えてしまいます。
これらのメリット、デメリットを把握した上で慎重に契約を行うべきです。
【正直不動産】ペアローンは夫婦二人でしっかりと話し合うべき!
離婚した夫婦の物件を売るために、買い手を探していると新婚のお客さんが訪れました。
永瀬財地は、これはチャンスだと思いペアローンを進めます。
しかし、「離婚の可能性も視野に入れていますか?」と正直に問いかけます。
すると、妻が激怒してしまい事務所を後にしたのです。
夫は、妻に決定権があると言い放ち妻を追って事務所を後に・・・。
あえなく営業失敗しました。
解決策を考えていると、銀行員の榎本さんからヒントをもらいます。
参考になったのが、「実際に」です。
永瀬は急いで、新婚の夫婦を呼び出しマンションに呼び出します。
さらに、売り手の妻を同席させたのです。
「実際に」というのは、実際に離婚というリスクを経験した人からの説明を聞いてもらうため。
そのまま、良い雰囲気で契約へ進むかと思いきやマンションを手放す理由が「離婚」だったと分かり、買うまでには至りませんでした。
また、同じように妻が買わないと決めたので夫は何も言わずマンションを出ようとしたところ・・・。
永瀬財地が「あんた、このままじゃホントに離婚するぞ」と呼び止めます。
妻は、「そんくらい、わかってるわ」と言い返したのです。
ところが、妻は肝心のところを分かっていません。
ペアローンで購入するということは、お互いに連帯保証人になるということです。
つまり、「二人分の人生を人質に取られているものだということです。」と永瀬が言い放ち、ご主人ともっと話し合うべきだと伝えます。
納得した妻は、しばらく検討した結果、マンションを購入する決意をしたのです。
永瀬財地のおかげで、離婚を決意した夫妻が新婚夫妻にマンションを売ることだ出来ました。
正直不動産のペアローンについてまとめ
正直不動産のペアローンについて紹介してきました。
メリット、デメリットを夫婦お互いで理解することがポイントです。
特に、夫婦の片方だけで決めるのは絶対に行ってはいけません。
人生で一番大きな買い物である、戸建てやマンション。
その一番の大きな買い物を夫婦どちらか単独で購入するのか、共有名義で購入するのかはそれぞれの考え方があるかと思います。
今回のようなペアローンが良い悪いは決してありませんが、お互いが話し合って上で慎重に契約を進めることです。
不動産に関する知識は、あまり知られていないことが多くあります。
また、不動産は難しいイメージがあるので正直不動産のような作品はすごくオススメです。
原作の「正直不動産」は、ドラマの放送が決定しています。
是非、視聴してみてください。
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