日本沈没のヒーローズデッドとは?

本記事は、日本沈没のヒーローズデッドについて紹介しています。

おそらく語られることはないだろう・・・。

ヒーロになった「ジュンジ」という人物の存在を。

 

ヒーロになったジュンジは、震災である混乱の最中に・・・。

 

今回は、日本沈没のヒーローズデッドに関する物語を紹介していきます。

是非、記事を読んでみてね。

それでは、どうぞ。

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日本沈没のヒーローズデッドでジュンジのとった行動とは?

各地域で地震が頻発・・・。

そのような最中、ついに東京直下の大規模な地震が発生。

全地域で壊滅的な地震による被害は、死者500万人出してしまいます。

そのような被害が出たことから、人々に不安と混乱が渦巻きます。

 

大規模な地震により、西新宿は火災によってほぼ全焼・・・。

ところが、奇跡的に無事だった場所があります。

その場所と言うのが、駅の反対側にある居酒屋「雑種天国」だったのです。

 

居酒屋にいた人が店主のナベさんと店員のジュンジ

二人は、少しでも被害にあった人を助けるために炊き出しを行います。

居酒屋に置いてある残り少ない材料を使って・・・。

 

炊き出しを一通り終えると、ジュンジは東京都を離れます

ジュンジは、秋田の田舎へ向かい始めます。

東京都を一時離れることに・・・。

 

ナベさんは、ジュンジに対してこう言います。

「気をつけてな…、ちょっと心配なんだ。お前、真っすぐで優しいトコあるから…。」

これを聞いた、ジュンジはすぐさま笑顔で返します。

「できるだけ、早く戻ってきます。田舎から食料をたくさん担いで。」

ジュンジさんは、炊き出しで必要な材料を持ってくるため別れを告げます。

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日本沈没のヒーローズデッドで一人の少女を救っていた

荒れ果てた東京を歩いていると、今にも崩れそうなビルの陰から足を負傷した人を発見します。

よく見ると、少女だったのです。

少女の名は貴子。

 

貴子は、東京に帰る途中でした。

どうやら、両親とは仲が悪く久々に東京へ帰ったきたようです。

 

なぜ、このタイミングで東京に帰って来たのでしょうか?

両親の結婚記念日が近かったため、祝いの品を買いにデパートへ。

その最中、被災に会ってしまいます。

 

ジュンジは心配だったので、貴子に近づきます。

しかし、警戒心があるので威嚇されてしまいます。

 

警戒している貴子に、自分が持っているナイフを取り出します。

「こわいなら、この刃先を俺に向けといて構わないから…」

この行動はなかなか出来ないですよね。

さらに、警戒心をとくために・・・。

自分の事を信頼してないなら、そのナイフで刺せばいいと伝えます。

 

ジュンジの紳士な対応によって、貴子は心を許し安心し始めます。

急接近した二人は、この場所から移動するため貴子を心配し家まで送ります。

 

目的地へ向かっている途中、崩れかけの建物が多くがれきで行く手を阻みます。

それでも、二人は遠回りして目的地へ進みます。

何か困難なことを成し遂げると信頼関係が生まれますよね。

 

道を進み、目的地の貴子の実家へ到着すると頭が真っ白に・・・。

見る影もなくなっていて、全壊していたのです。

 

二人は、ぼうぜんと立ち尽くします。

貴子の方が落ち込むはずなのに・・・。

「ここまで連れてきてくれてありがとう」

とジュンジに声をかけてくれます。

自分が送りたかったから送っただけなのに、感謝されるとは思ってもいませんでした。

心優しい貴子が伺えますね。

 

ジュンジは、送り届けることは出来たが現実は誰もいない場所に連れて来ただけ。

そんな、やるせない気持ちを振り切り田舎の街へ旅路を急ぎ始めます。

 

貴子がもし1人であの場所を見ていたら、不安に押しつぶされ誤った行動を取っていたかもしれません。

そのことを考えると、ジュンジは貴子のヒーロになれたかもしれませんね。

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日本沈没のヒーローズデッドで不祥事を起こす自警団

1人の少女を救いヒーロとなったジュンジ。

そのジュンジにまさかの悲劇が起こります。

 

こういう大規模な被災が起きた時、自分が一番大事になる気持ちは非常に分かります。

そのため、人々は混乱状態になっていて自分の身を守ることに必死です。

 

自身の身を守るのに必死になったせいか・・・。

見るものすべてを悪とみなし潰すといった大衆心理に陥ります。

この状態は、まさに極限状態と言えます。

 

極限状態の中にいる人は、普段の生活で正しく分別ある人でも善悪の判断がつかなくなります。

 

田舎へ帰るため急いでいるジュンジに対して、警察が声をかけ呼び止めます。

その中には、自警団が入ってきました。

自警団とは

火災・盗難などから守るために組織された民間の警備団体。

すると、突然ジュンジのことを袋叩きにします。
この頃、自警団は韓国人や朝鮮人を悪とし取り締まっていたのです。

ジュンジの身なりや装いを見て、そう思ったのか・・・。

自警団は、度を越えた制裁を行っており他者に対して攻撃的になっていました。

そのため、自警団による不祥事が増えていてジュンジも標的になったのです。

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日本沈没のヒーローズデッド物語のまとめ

大規模な震災下にあったとしても、人を純粋に思うことを忘れないジュンジ。

ジュンジが貴子に行った行動はまさにそうでした。

しかし、この小さな出来事は語り継がれていない。

そういう事って、よくありませすよね。

大規模な被災があった時に、人は悪へと変わる。

そのことが分かる、辛い結末に胸が痛いです。

現実に起きた関東大震災の時も善悪がつかず、あってはならない行動が起きていたとも言われています。

つまり、間違った正義で犠牲にあった人は少なくないでしょう。

正しいことをしても評価されず、逆に犠牲になることの辛さ・・・。

人は極限状態になった時に、本来の素が出てしまうのか分かりません。

だた、少なからずそういった事実はあります。

冷静な判断が難しくなります。

しかし、日本沈没ではどのような状況になっても、互助することの大切さを教えてくれる内容となっています。

是非、日本沈没をご覧になって下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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