SMSでの詐欺メールが後を経ちません。
少し前には、佐川急便を装った詐欺メールが流行っていました。
今度は、友人を装ったSMSでの詐欺メールが出てきているようです。
2021年8月9日の「めざましテレビ」でも、友人を装った詐欺メールについて紹介されています。
普段何気なく使っている便利なSMSが、悪質な人達によって使いづらくなっているのは、許しがたいことですよね。
特にスマホを使い始めた方、不慣れな方にとっては詐欺に会わないか心配ではありませんか。
・友人を装ったSMS詐欺メールの仕組み?
・SMSの詐欺メール対策?
今回は、友人を装ったSMSの詐欺メールの正体について紹介していきたいと思います。
SMSで詐欺メールに騙されないようにするため、本記事を読んで頂ければ幸いです。
友人を装ったSMSの詳細とは?
今回のSMS詐欺メールに記載されている文言は、「気をつけてよ!写真がネットに載ってるじゃん、気まずいな!」
しかも、差出人が本当の家族や友人からとなっており、疑う人が少ないのではと思うぐらい巧妙な手口となっています。
他のSMS詐欺メール同様、メッセージの最後にURLが記載されているようです。
過去にあった、アマゾンプライム会費に関するSMSが怪しい!
とは異なった、新たなフィッシング詐欺が登場しています。
偽のホームページ等へ誘導し、個人情報(ログインID、パスワード、クレジットカード等)を盗み出す行為。
友人を装ったSMSで加害者になる?
今回のSMSでの詐欺メールは、家族や友人から送られたメッセージとなっています。
そもそも、なぜそのようなことが起こるのか?
SMSで送られたきたメッセージに記載されているURLをクリックすると、Webブラウザが起動し「Chrome」の更新を促す画面が出てきます。
その更新を促す画面を実行すると、偽のChromeアプリがインストールされ、スマホ権限(SMS発信や電話発信)が許可されます。
このように、自分が使っているスマホの権限を許可してしまうと悪質な人によって、遠隔操作され電話帳に登録されている家族や友人に「気をつけてよ!写真がネットに載ってるじゃん、気まずいな!」というメッセージを送りつけてしまいます。
これが、本当の家族や友人から送られてくる詐欺メールの全貌となっています。
この文言にピンと来たら、注意しましょう。
友人を装ったSMSでdアカウントによる2重被害?
先程お伝えしたように、SMSに記載されているURLをクリックすると自分の番号が、フィッシング詐欺の発信元にさせられるだけで大きな被害です。
またそれに加えて、プッシュ通知を表示しフィッシング詐欺サイトに誘導するからさらなる被害に繋がってしまいます。
現時点で分かっているプッシュ通知は、下記の画面にあるように「【NTT】お客様がご利用の料金が大変高額になっております。下記URLでご確認が必要です」と表示されます。
この通知を見ると、とりあえず「確認」をクリックするしかありませんよね。
「確認」を押すと、ドコモユーザなら見覚えのある画面が表示されます。
この画面こそ偽物となっており、dアカウントとパスワードを入力してしまったら個人情報が盗み取られ、知らないうち何者かに買い物等され、相当な金額が請求されます。
友人を装ったSMSの対策
今回のSMSに記載されている文言に限らず、SMSにURLが記載されていたら注意することです。
これまで、SMSによる被害が多発していることから企業、友人等がわざわざSMSにURLを載せること自体ないかと思います。
なので、SMSにURLが記載されているのは、全部無視することが一番の対策となっています。
まとめ
いかがでしたか?
友人を装ったSMSの詐欺メールの正体が分かったことで、スマホを使い始めた方、不慣れな方の心配要素は無くなったことでしょう。
これからも、悪質な詐欺メール等が登場してくるかと思いますが、少しでも役に立てるよう記事を書いていきたいと考えています。
SMSによる被害は、他にもamazonに関する使用制限ポリシーのショートメールが怪しい!を参考にしてみて下さい。
最後まで記事を読んで頂きありがとうございます。