沖縄の大事な行事である、お盆(旧盆)、シーミー、旧正月がありますよね。
沖縄の行事は、旧暦で行うことが多く旧暦をカレンダーに入れていることが多いです。
本格的な蒸し暑い夏場がやってくると、お盆の時期が近づいている証拠ですよね。
沖縄のお盆は、旧暦がお盆の日となっています。
とは言え、「沖縄お盆の日程やそもそもお盆ってなにやるの?」と悩んでいる人いませんか?
・2021年の沖縄お盆の日程?
・お盆って何やるの?
・お盆で用いられる料理は?
・お盆の日にエイサー?
今回は沖縄のお盆の日程や行事内容を紹介したいと思います。
沖縄地元人でも、若い子や本土から移住してきた人にとって、沖縄お盆の日程はもちろん行事内容が分からない人がいるかもしれません。
そんな人のために、沖縄お盆について分かりやすく紹介したいと思います。
それでは、本記事をご覧になってみて下さい。
沖縄お盆の日程は?
沖縄では、冒頭で説明したように旧暦で行われるため、お盆の日程が異なっています。
ちなみに本土では、毎年8月13日から8月15日で行われています。
とは言え、お盆期間は一緒で3日間となっています。
お盆期間の日を沖縄独特な言い方で、
1日目:ウンケー
2日目:ナカビ
3日目:ウークイ
と沖縄地元の人は呼んでいます。
2021年のお盆の日程は、
8月20日(金)~8月22日(日)に行われます。
2019年は、8月13日から15日と本土と同じ日程だったので珍しい年でした。
今後の沖縄お盆の日程を参考にして下さい。
年 | 日程 |
2022年 | 8月10日(水)~8月12日(金) |
2023年 | 8月28日(月)~8月30日(水) |
2024年 | 8月16日(金)~8月18日(日) |
2025年 | 9月4日(木)~9月6日(土) |
沖縄お盆の行事内容とは
沖縄お盆の1日目(ウンケー)では、ご先祖様をお迎えする儀式を行います。
沖縄の仏壇には特有のお供え物があり、果物(スイカ、サトウキビ、ミカン、アダンの実)や団子、野菜、お酒、花、提灯を灯しお迎えすることになっています。
2日目のナカビでは、ウンケーでご先祖様をお迎えしているので特にすることはありません。ナカビで親戚周りをしながらお中元をお供えすることが多いようです。
3日目のウークイが最も重要な日となっています。
ウークイでは、ウンケーでお迎えしたご先祖様をあの世にお見送りすることになっています。
どんなに仕事等で忙しい人でも、ウンケーの日にはご家族一同皆集まり、ご先祖様へそれぞれが1年間の出来事を報告することになっています。
お子さんを身籠った家庭があるとご先祖様に「無事にうまれますように」とお祈りしたりもします。
ウークイでは、ウチカビといってあの世のお金を燃やし送る儀式を行います。
家庭によって、ウチカビを燃やす枚数が異なっていますが平均として3枚燃やす家庭が多いようです。
どちらにしても、ウチカビを燃やす枚数に細かな風習はありませんのでご家庭のルールで進めましょう。
ちなみに、ウチカビ1枚が1万円とされているようで、あの世ではもっと価値があるようなので1年間不自由なく過ごせると良いですね。
沖縄お盆の料理は
沖縄のお盆時期は、仏壇を持っているご家庭は忙しくなります。
まず、お盆期間はご先祖様の料理分と来客分を多めに作る必要があります。さらに、ご先祖には朝・昼・晩と3食分をお供えする必要があります。
お盆1日目のウンケーでは、「ウンケージューシ」をお供えする風習となっています。
ウンケージューシとは、沖縄版の炊き込み料理となっています。
もちろん、お盆中に仏壇へ料理をお供えするのですが必ずご先祖様からとなっています。お供えした線香の火が無くなった後に、ご先祖様に供えたご飯を下げ食べるといった風習で進めます。
2日目のナカビは、昔ながらの風習で行っているご家庭であればソーメンや甘菓子をお供えするところが多いかと思います。
3日目のウークイでは、豪華な料理をお供えすることになっています。入れ物も重箱を用いて、中身には三枚肉、かまぼこ、天ぷら、お持ち、ごぼう、揚げ豆腐、こんにゃく、こんぶを入れます。
汁物は、中身汁をお供えするところが多いようです。
中身汁とは、沖縄独特の食べ物で豚の内臓を使い、カツオ出汁のスープで煮たもの。
沖縄お盆時期のエイサーについて
エイサーをご存じではない方もいるかもしれませんね。
沖縄と奄美島では、お盆の時期になるとエイサーと言って踊りが行われます。
迫力はる太鼓の音と男性のダイナミックな踊り、そして女性の魅力ある踊りは圧巻です。
ちなみにエイサーは、3日間毎晩踊るところもあれば3日目のウークイだけのところがあります。
お盆に行われるエイサーを披露するために、青年達が皆で集まって毎晩のように練習を重ねて魅力あるエイサーを完成させます。
エイサーは、練習の成果を披露するために「道ジュネー」と言って集落の通りを歩く行事の中で行われます。
エイサーが盛んな地域では、青年団同士のエイサー合戦が見れるのも面白いですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
沖縄のお盆日程や行事内容について、紹介してきました。
お盆時期は、小さなお子さんも遅くまで起きていることがあり、皆でご先祖様をお迎えし楽しんでいます。
エイサーの音を聞いて、夏の蒸し暑さを吹き飛ばしましょう。